繰網(読み)クリアミ

デジタル大辞泉 「繰網」の意味・読み・例文・類語

くり‐あみ【繰(り)網】

左右に翼網を備えた袋状の魚網で、末端引き綱を取り付けたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「繰網」の意味・読み・例文・類語

くり‐あみ【繰網】

  1. 〘 名詞 〙 魚網の一種地引網に似て袋状になっており、左右に翼網(よくあみ)を備え、その末端に引き綱を取り付けたもの。イワシ、サンマなどの捕獲に用いる。

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世界大百科事典(旧版)内の繰網の言及

【網漁業】より

…漁網といっても多種類にわたるので,いくつかに分類し,それにそって網漁業を概観していこう。農商務省が1886年に編纂に着手し10年を経て完成した《日本水産捕採誌》の漁網分類をみると,引(曳)網,繰網,巻(旋)網,敷網,刺網,建網,掩(かぶせ)網,抄(すくい)網の8類であり,これがその後の漁網分類の原型となっているので,ここでもこの分類による。
[引網]
 引網類は魚群を囲み岸辺や漁船に引き寄せてそれを捕獲する網で,だいたいは中央部に囊(ふくろ)を備えていた。…

※「繰網」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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