繰返し反射干渉法(読み)くりかえしはんしゃかんしょうほう(その他表記)multiple reflection interferometry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「繰返し反射干渉法」の意味・わかりやすい解説

繰返し反射干渉法
くりかえしはんしゃかんしょうほう
multiple reflection interferometry

反射率の大きい2平面での干渉を使って,鮮明な干渉縞を得る方法。平行平面板の両面に反射膜をつけたものに光を入射する。その反射光,透過光の強さを考えるのには,内面多数回繰返して反射された光の間の干渉を考慮にいれなければならない。両面の反射率が大きいほど多数の光線が干渉するようになり,できる干渉縞は鮮明になる。ファブリ=ペローの干渉計干渉フィルタはこの応用例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android