缶切り(読み)カンきり

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

缶切り
かんきり

缶詰の蓋(ふた)を切り開く道具。缶切りは缶詰の発明に伴って生まれた。缶詰はフランスで発明され、わが国では1871年(明治4)に初めてイワシの油漬けが製造されている。缶切りは、最初は、金属の棒に刃がセットされた先が錐(きり)状のコンパス式であったが、現在では、てこ式と歯車式のものが多く使用されている。歯車式には固定刃付きのもの、回転刃付きのもの、特殊歯車式のもの(缶の巻締め部を側面から切っていくもの)のほか、レバーを押すだけの電動式のものなどがある。よい缶切りの条件は、(1)操作が簡単で、手早くきれいに切れる、(2)刃の形や角度などの構造が安全である、(3)切りくずが少ない、(4)手入れが楽でさびにくい、などである。なお、製品安全協会(「消費生活用製品安全法」に基づき、日常生活に使用される製品の安全性を確保するために設立された法人)の基準に合格したものには、対人賠償責任保険付きのSGマーク(Safety Goodsの略)がついているので、購入時の目安にするとよい。[正木英子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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