置座(読み)おきくら

精選版 日本国語大辞典 「置座」の意味・読み・例文・類語

おき‐くら【置座】

  1. 〘 名詞 〙 物をのせて置く台。たな。
    1. [初出の実例]「大中臣天つ金木(かなき)を本(もと)打切り末打断(うちき)りて、千座(ちくら)置座(オキクラ)に置き足(たら)はして」(出典延喜式(927)祝詞(出雲板訓))

おき‐ざ【置座】

  1. 〘 名詞 〙 涼み台。腰掛け台。おきえん。
    1. [初出の実例]「置座(オキザ)半分遠慮しながら窮屈さうに寐ころんで」(出典:置土産(1900)〈国木田独歩〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android