置頭巾(読み)オキズキン

デジタル大辞泉 「置頭巾」の意味・読み・例文・類語

おき‐ずきん〔‐ヅキン〕【置(き)頭巾】

近世袱紗ふくさの形をした布を二つ折りにして頭にのせたもの。また、丸頭巾のこと。

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精選版 日本国語大辞典 「置頭巾」の意味・読み・例文・類語

おき‐ずきん‥ヅキン【置頭巾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 袱紗(ふくさ)のような布を畳み、深くかぶらないで頭にのせておく頭巾
    1. [初出の実例]「御免あれ赤地の錦の置頭巾〈均明〉 時雨のあめに染るひん髭〈流水〉」(出典:俳諧・生玉万句(1673))
    2. 「その時にあふて旦那様とよばれて、置頭巾(ヲキヅキン)・鐘木杖(しゅもくつへ)替草履取るも」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)一)
  3. の形に似せて鉄板を張り合わせた兜の鉢の一種

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