羅浮(読み)らふ

精選版 日本国語大辞典 「羅浮」の意味・読み・例文・類語

らふ【羅浮】

  1. 中国、広東省広州市の東、増城・博羅の県界にある山の名。東海からただよってきた浮山が、羅山と合体してできたと伝える。山麓は梅の名所で、隋の趙師雄がここで、夢に梅の精である美人に会ったという、柳宗元の「龍城録‐趙師雄酔憩梅花下」に見える故事で知られる。羅浮山
    1. [初出の実例]「紅者非羅浮女、白者豈曰貌姑神」(出典:随得集(1388頃)竺仙和尚謝献盆紅白梅依韻以呈)
    2. [その他の文献]〔殷堯藩‐山中梅花詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android