roche moutonnée
氷食で研磨された基盤岩の小起伏の波状の円滑な瘤(りゆう)状突起群。羊群岩とも。表面には溝型や擦痕が刻まれる。H.B.de Saussure(1787)がアルプスで発見し,当時の羊脂でなでつけた鬘(かつら)に似ているところから,roche moutonnéeと呼ばれてきた。上流側に緩,下流側に急の断面は氷河流動の方向を示し,羊背岩間の凹地には氷河消失後小池をたたえることもある。
執筆者:式 正英・林原 陽子
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
→羊群岩
…基盤岩の突出部の下流側などのように局部的に生じた負圧部では,岩塊が下流側にもぎ取られ(プラッキングplucking),ごつごつした地形がつくられる。氷河によってつくられる小さな凸地形としては羊背岩roche moutonnée(フランス語。羊群岩ともいう),鯨背岩whaleback rockなど,凹地形としては擦痕溝や大きな樋(とい)のような形をしたグルーブgrooveなどがある。…
※「羊背岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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