美佐村(読み)みさむら

日本歴史地名大系 「美佐村」の解説

美佐村
みさむら

[現在地名]市川町美佐

鶴居つるい村の北、市川の右岸に位置する。神西じんさい郡に属し、東は市川を隔てて神東じんとう屋形やかた村。慶長二年(一五九七)三月一一日の上月源介景村宛の水利年貢状(新野区有文書)にミサ村三斗とみえ新野にいの(現大河内町)小柴こしばから用水を得ていた。慶長国絵図には「ミさ村」とある。正保郷帳では田方四五一石余・畑方二二石余、「柴山有・草山有」と注記される。天保郷帳では高五二〇石余。江戸時代は初め姫路藩領、寛永一七年(一六四〇)因幡鳥取藩領(旧山崎藩主池田氏堪忍分)、寛文二年(一六六二)福本藩領、同六年旗本福本池田領となり幕末に至る(「池田氏系図」池田家文庫、正保郷帳、寛文四年「池田政直知行目録写」池田家文庫など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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