美濃縞(読み)ミノジマ

デジタル大辞泉 「美濃縞」の意味・読み・例文・類語

みの‐じま【×縞】

岐阜県羽島地方で産出される綿または絹綿交織縞織物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「美濃縞」の意味・読み・例文・類語

みの‐じま【美濃縞】

〘名〙 岐阜県羽島郡笠松町・羽島市竹鼻町およびその付近で生産される、綿または絹綿交織の縞織物。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「美濃縞」の意味・わかりやすい解説

美濃縞
みのじま

岐阜県羽島(はしま)地方(美濃)で産する着尺地の縞綿織物。昔から農家の副業として木綿(もめん)が栽培され、いろいろの木綿織物があった。なかでも管大臣(かんだいじ)縞、美濃結城(ゆうき)、桟留(さんとめ)縞などを総称して美濃縞という。管大臣縞は京都の職人が美濃に移って始めたもの。美濃結城は栃木県の本場結城に対して名づけた、本絹紬(つむぎ)を模して綿糸絹糸を交織したもの。桟留縞はインドのサントメから輸入された、経緯(たてよこ)に細番手の双子綿糸を使った綿織物である。

並木 覚]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android