義理と褌欠かされぬ(読み)ギリトフンドシカカサレヌ

デジタル大辞泉 「義理と褌欠かされぬ」の意味・読み・例文・類語

義理ぎりふんどしかされぬ

男子は常にを締めなければならないように、義理を欠いてはならない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「義理と褌欠かされぬ」の解説

義理と褌欠かされぬ

男に褌が欠かせないように、人に対する義理は欠くことのできない大切なものだ。

[使用例] 大石先生がきゃっきゃっと笑うと、船頭さんもいい気持ちらしく、「ぎりと ふんどしゃ かかしちゃ なるまい そういう もんじゃよ ゆんとん さんかよ」[壺井栄*二十四の瞳|1952]

[解説] 褌が欠かせぬことは当然として、主眼は義理が欠かせないことにあるのは明らかですが、ある時期から単に「義理と褌」という形が多用され、上方いろはかるたの一部にも採用されています。いわゆる三段なぞに近い取り合わせで、なぞかけなら義理とかけて褌と解くということになりますが、皆までいうのは野暮としたものでしょう。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む