羽を伸ばす(読み)ハネヲノバス

デジタル大辞泉 「羽を伸ばす」の意味・読み・例文・類語

はねば・す

束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う。「休暇をとって―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「羽を伸ばす」の意味・読み・例文・類語

はね【羽】 を=伸(の)ばす[=伸(の)す]

  1. 勢力をふるう。はねを広げる。
    1. [初出の実例]「しかし、太夫様の引舟になり給ひては、其威勢にて、羽をのし給ふ也」(出典:浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)上)
  2. 自由、気楽になって、思うようにふるまう。はねを広げる。
    1. [初出の実例]「羽根を伸してめいめいに出て行った」(出典:露芝(1921)〈久保田万太郎〉三)
  3. 商品に値を付けるとき、差が出る。
    1. [初出の実例]「一円の物に就て十銭以上の翼(ハネ)を伸(ノ)ばす事は稀なるものなり」(出典最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉一五)

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