羽子(読み)ハゴ

デジタル大辞泉 「羽子」の意味・読み・例文・類語

は‐ご【羽子】

ムクロジの種に穴をあけ、色をつけた鳥の羽を4、5枚さしこんだもの。羽子板でついて遊ぶ。はね。つくばね。「―をつく」 新年》

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精選版 日本国語大辞典 「羽子」の意味・読み・例文・類語

は‐ご【羽子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接尾語 ) 子ども遊び道具一つむくろじの核に穴をあけ、鳥の小羽根を数枚さしこんだもの。羽子板でこれをついて遊ぶ。はね。つくばね。おいばね。はごの子。はねこぎ。
    1. [初出の実例]「従中院被呼候間罷向、羽子所望之由候間、二つ巻候了」(出典:言継卿記‐天文元年(1532)正月一三日)

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世界大百科事典(旧版)内の羽子の言及

【羽子板】より

…正月の遊戯具,またそれを用いた遊び〈はねつき〉〈つくばね〉。室町時代の《看聞御記》の永享4年(1432)正月5日条に〈こぎの子〉勝負の記事があり,同6年の条に〈こぎ板〉の名がみえるのが古く,1444年(文安1)の《下学集》では〈羽子板〉と書いて〈はごいた〉〈こぎいた〉両様によませている。こぎ板には〈胡鬼板〉の字をあてることがある。…

※「羽子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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