羽淵村(読み)はぶちむら

日本歴史地名大系 「羽淵村」の解説

羽淵村
はぶちむら

[現在地名]朝来町羽渕はぶち

円山まるやま川を挟んで山口やまぐち村の対岸西方に位置する。集落はいずれも同川の左岸に注ぐ北の神子畑みこばた川と南の田路とうじ川に挟まれた平地に発達。北は新井にい村・口八代くちやしろ村、南は口田路くちとうじ村。寛永一六年(一六三九)の知高帳に村名がみえ、高二五六石余、宝暦七年(一七五七)の但馬国高一紙では高二六〇石余。当村と津村子つむらこ村・山口村との間では延宝年中(一六七三―八一)頃から約二〇〇年にわたって山争いが続けられ、関連の古文書(羽渕区有文書)が多く残されている。集落の西方山麓に一宮いちのみや神社がある。同社に伝わる獅子舞は江戸時代末期に播州から伝えられたものという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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