精選版 日本国語大辞典 「羽隠虫」の意味・読み・例文・類語 はね‐かくし【羽隠虫】 〘 名詞 〙 ハネカクシ科に属する甲虫の総称。体長二~二五ミリメートル。一般に体は扁平で細長い。多くは前ばねが著しく短く、腹部の大半が露出。後ろばねはよく発達して飛行に適するが静止の際は前ばねの下に細かくたたんでおさめる。落葉や石の下、動物の糞などの中にすみ、微小昆虫やウジなどを捕食する。日本に約一〇〇〇種、世界に約二万種分布する。日本では灯火に飛来して分泌液で人に皮膚炎を起こさせるアオバアリガタハネカクシがよく知られる。〔生物学語彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例