習慣性嘔吐(読み)しゅうかんせいおうと(その他表記)habit vomiting

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「習慣性嘔吐」の意味・わかりやすい解説

習慣性嘔吐
しゅうかんせいおうと
habit vomiting

乳児において,習慣的に乳汁を吐き出すが,全身症状を伴わない状態をいう。生後1~2週間で始り,ことに神経質な人工栄養児に多い。授乳時に空気を嚥下することによるものもある。多くは粘液性下痢に傾く。予後は一般に良好で,2~3ヵ月で自然治癒する。対策としては,なるべく授乳量を制限せず,授乳時間を規則正しくする。必要があれば,硫酸アトロピン鎮静剤を与える。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

目次 飼養文化  北アメリカ  北方ユーラシア偶蹄目シカ科の哺乳類。北アメリカでは野生種はカリブーcaribouと呼ばれる。角が雄だけでなく雌にもふつうある。体長130~220cm,尾長7~20cm,...

トナカイの用語解説を読む