翺翔(読み)コウショウ

デジタル大辞泉 「翺翔」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょう〔カウシヤウ〕【××翔】

[名](スル)
鳥が空高く飛ぶこと。
「籠より出だして―せしむるが如く」〈鴎外訳・即興詩人
思いのままに振る舞うこと。
「嗚呼時不祥にして鴟梟しきょう―、讒諛ざんゆ志を得」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「翺翔」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょうカウシャウ【翺翔】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥が空を飛ぶこと。
    1. [初出の実例]「是以羽族翺翔。鱗群頡頏」(出典:経国集(827)一・春江賦〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔詩経‐国風・清人〕
  3. 人中に立ちまじること。また、活躍すること。
    1. [初出の実例]「渓山人物也翺翔於其中者。皆是祥麟彩鳳而已」(出典:鈍鉄集(1331頃)送投侍者帰洛陽序)

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