老いてますます盛んなり(読み)おいてますますさかんなり

故事成語を知る辞典 「老いてますます盛んなり」の解説

老いてますます盛んなり

年老いても、若い時をしのぐほどに意気に満ちていること。

[使用例] 人老うれば衰うべき理なるに、老いてますます壮なるものあり、〈略〉これ必然というより、むしろ蓋然といわざるべからず[井上円了*妖怪学|1891~92]

[由来] 「後漢書―馬ば援えん伝」に出て来ることばから。一世紀の中国で、後漢王朝の創建に大きな功績を挙げた将軍、馬援は、若いころに親や兄を失い苦労を重ねましたが、人を惹きつける器量があり、自らは牧畜を営みながら、多くの者たちの面倒をみていました。そして、彼らに向かって、常日ごろから「ひとかどの男たるもの、苦しいときにはなおいっそう意志を強く持ち、『老いては当まさに益々ますます壮さかんなるべし(年を取るにつれてなおいっそう意気がさかんになるようでなければならない)』」と述べていたそうです。

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