老女房(読み)おいにょうぼう

精選版 日本国語大辞典 「老女房」の意味・読み・例文・類語

おい‐にょうぼう ‥ニョウバウ【老女房】

〘名〙
① 夫よりも年上の妻。姉女房。おいにょ。
※俳諧・大坂独吟集(1675)下「腰からげ見る松もはづかし おさあひを一里塚までおい女房重安〉」
浮世草子世間胸算用(1692)三「米屋入縁(いりゑ)して欲ゆへの老女房(オイニウホウ)年の十四五も違ふべし」
経験を積んだ女房。
御伽草子岩屋(室町末)「北の政所御方の女房に大学助の御局といふは、をい女房」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android