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姉女房 あねにょうぼう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

姉女房
あねにょうぼう

年上の妻。古くは男子の結婚年齢が低く,夫より年上の妻が普通であった。地方によってアンマトジ,アンネカッカ,オイネ,イギヤマシ,イッポンベラなどと呼ばれ,「姉女房福の神」「オイネ女房は蔵が建つ」「ヒトツアネは金 (かね) のわらじをはいて探せ」のような諺が各地にある。

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世界大百科事典 第2版の解説

あねにょうぼう【姉女房】

夫より年長の妻。同年の妻を含める場合もある。現在は夫が妻より年長であるのが一般であるが,初婚年齢が今より低かった時代には,一人前の女性として,主婦の能力にたけている姉女房が,それほど珍しくはなかったと考えられている。姉女房を指す民俗語は広くみいだされ,東京のアネニョウボウ,関西のオヒニョウボウ,沖縄のシイザトジ(シイザは年長,トジは主婦の意),東北のヘラマシなどいずれも年長を意味し,姉女房が一般的でなくなる過程においてこうした名称が顕在したと考えられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

姉女房
あねにょうぼう

妻の方が夫より年長の場合にいう。東北地方では姉女房を一般にヘラマシ、1歳年長をイッポンベラ、2歳ならニホンベラなどとよぶ。「ヘラ」はこの地方の飯杓子(めしじゃくし)の方言で、昔から主婦権の象徴であったからヘラといえば女房のことを表している。「一本ベラは金のわらじを履いてでも探せ」と言い習わされていて、年長の女房は世事にもたけ家のきりもりにも慣れているところから、年上の女房が喜ばれたものであろう。[丸山久子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の姉女房の言及

【婚姻】より

…配偶者の個人的資質として求められたのは,男女ともによく働く者ということであった。地域によっては年長の妻(姉女房)を好むことがあり,〈姉女房,福の神〉といった類のことわざは各地にある。姉女房の存在は,その社会における女性の労働価値や,男女の相対的地位の問題と関係する。…

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