考問(読み)こうもん

精選版 日本国語大辞典 「考問」の意味・読み・例文・類語

こう‐もんカウ‥【考問】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 調べただすこと。〔礼記注‐王制〕
  3. 罪を取り調べること。〔史記‐伍子胥伝〕
  4. 平安時代式部省・兵部省が、諸司・国司の考文を調べて、過失のある時、毎年一〇月七日の考選の日に質問すること。両省の録(さかん)が考文を読み、丞(じょう)が質問する。
    1. [初出の実例]「凡考問之日。有不参司。其五位已上不節会。六位已下奪季祿、但一度加教喩」(出典延喜式(927)一八)
  5. 一〇月七日の考選の日に考文につき質問する式部丞・兵部丞のこと。〔令義解(718)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

普及版 字通 「考問」の読み・字形・画数・意味

【考問】こうもん

拷問する。

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