(読み)こう

精選版 日本国語大辞典「考」の解説

こう カウ【考】

〘名〙
① 考えること。考え。
② 令制における官人の勤務評定。年に一度、成績、才能、操行を調査、比較し、優劣を定めること。考課。また、その結果与えられる評点。考第。〔令義解(718)〕
書紀(720)持統四年四月(寛文版訓)「四の等以上は、考仕令(カウしりゃう)(まま)に〈〉、量りて冠位を授けむ」
③ 考えを述べ記したもの。多く論文についていう。
④ 死んだ父。亡父。先考。⇔妣(ひ)。〔爾雅‐釈親〕
書名などで、名詞の下につけてその名詞についての考察を著した書のを表わす。また、特に賀茂真淵の「冠辞考」「歌意考」「万葉考」「国意考」などを指していう。

かんがえ かんがへ【考】

〘名〙 (動詞「かんがえる(考)」の連用形の名詞化)
① あれこれ頭を働かせて判断すること。また、そのようにして得た意見、結論、予想、覚悟など。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四「『此間七草考(しちくさかう)といふものを持って来て呉やした』〈略〉『イイエ、それじゃアねへ。秋の七草の考(カンガヘ)さ』」
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「男親の方はさほど不当な思想(カンガヘ)を持たぬ」
② といただすこと。吟味して罰すること。→勘当

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「考」の解説

こう【考】[漢字項目]

[音]コウ(カウ)(呉)(漢) [訓]かんがえる
学習漢字]2年
かんがえる。かんがえ。「考案考慮一考勘考愚考再考思考熟考黙考
調べる。調べる事柄。「考査考試考証参考選考備考
長生き。年寄り。「寿考
死んだ父。「考妣こうひ先考
[名のり]たか・ただ・ちか・とし・なか・なり・なる・のり・やす・よし

こう〔カウ〕【考】

かんがえること。かんがえ。「をめぐらす」
(接尾語的に用いて)ある問題についての自分の考察を述べ記したもの。「国字
死んだ父。亡父。先考。

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