耳底(読み)ジテイ

デジタル大辞泉 「耳底」の意味・読み・例文・類語

じ‐てい【耳底】

耳の底。耳の奥。「耳底に残る言葉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳底」の意味・読み・例文・類語

じ‐てい【耳底】

  1. 〘 名詞 〙 みみのそこ。みみの奥。「耳底にとどまる」などの形で、聞いたことが忘れられず記憶に残ることをいう。
    1. [初出の実例]「尊儀猶如于眼前。顧命亦忝留于耳底」(出典本朝文粋(1060頃)一四・一条院四十九日御願文〈大江匡衡〉)
    2. 「眠い耳底に折々鈍い刺激を与へる」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)
    3. [その他の文献]〔方干‐殷明府家楽方響詩〕

みみ‐そこ【耳底】

  1. 〘 名詞 〙 耳の奥深い所。
    1. [初出の実例]「耳底のなる程なる程夜永哉」(出典:俳諧・七番日記‐文化一〇年(1813)八月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android