耳糸(読み)ミミイト

デジタル大辞泉 「耳糸」の意味・読み・例文・類語

みみ‐いと【耳糸】

織物の耳を織るときに縦糸として使う糸。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「耳糸」の意味・読み・例文・類語

みみ‐いと【耳糸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 織物の耳を織る時に、経(たていと)として使用する糸。地糸より太い。
    1. [初出の実例]「経糸の手入法。〈略〉(ホ)耳糸の継ぎ合せ方」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉一四)
  3. 甲冑の威(おどし)両端の威糸。破損しやすい部分なので、装飾を兼ね普通の威よりも堅固ではなやかな革緒や啄木組(たくぼくぐみ)を用いた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android