耳食(読み)ジショク

デジタル大辞泉 「耳食」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょく【耳食】

《聞いただけでその物の味を判断する意から》人の言うことを是非を判断しないでそのまま信用すること。

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精選版 日本国語大辞典 「耳食」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょく【耳食】

  1. 〘 名詞 〙 ( 耳に聞いてものの味を判断するの意から ) 人の話のうわべを聞いただけで、物事の是非を十分に判断しないままに従うこと。なまかじりで早合点すること。付和雷同
    1. [初出の実例]「視肉撮嚢之徒、耳食奔競之士」(出典:惺窩文集(1627頃)続・序)
    2. 「此外は耳食膚受して、仏を奉ずる者なり」(出典:輿地誌略(1826)七)
    3. [その他の文献]〔史記‐六国表〕

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普及版 字通 「耳食」の読み・字形・画数・意味

【耳食】じしよく

聞いたままを信用する。〔史記、六国年表序〕學聞くに牽(ひ)かれ、秦の位に在ること日淺きを見、其の始を察せず。因りて擧げて之れを笑ひ、敢て(い)はず。此れ耳を以てすると異なること(な)し。

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