聖路加国際病院(読み)せいろかこくさいびょういん

共同通信ニュース用語解説 「聖路加国際病院」の解説

聖路加国際病院

聖路加せいるか国際病院 東京・築地にある520床の総合病院。キリスト教精神に基づき、1901年に米国聖公会の宣教医師によって創設された。病気を治療するだけでなく、患者や家族らの精神的な苦しみを癒やす「スピリチュアルケア」にも力を入れる。専門知識を持つ牧師司祭が「チャプレン」と呼ばれて院内のチャペル(礼拝堂)に所属し、医療ケアチームの一員として患者らの相談に乗っている。生と死に関する著作などで知られた故日野原重明ひのはら・しげあき氏が名誉院長を務めていた。

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世界大百科事典(旧版)内の聖路加国際病院の言及

【築地居留地】より

…69年にはこの居留地内の運上所隣接の電信局と横浜裁判所東角の電信局との間にはじめて一般公衆用の電信が交わされるようになったり,教会やミッション・スクール等が開設されたり,また近くには外国人専用の築地ホテル館(1868完成,72焼失)ができるなど,居留地周辺は独特の開化風俗がただよい,錦絵の題材ともなった。居留地廃止の翌1900年には,それまであった築地病院が宣教師によって整備され,聖路加国際病院が創立されるなど,のちのちまで旧居留地の異国情緒は濃厚に残されていた。【小木 新造】。…

※「聖路加国際病院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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