聞こえ伝う(読み)きこえつたう

精選版 日本国語大辞典 「聞こえ伝う」の意味・読み・例文・類語

きこえ‐つた・う‥つたふ【聞伝】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「いいつたえる(言伝)」の謙譲語 )
  2. ( 言う相手を敬う ) お伝え申しあげる。言葉などを、おとりつぎ申しあげる。きこえつぐ。
    1. [初出の実例]「九重に霧や隔つる雲の上の月を遙かに思やるかなと、命婦してきこえつたへ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)
  3. ( 言われる人を敬う ) つぎつぎとおうわさ申しあげる。
    1. [初出の実例]「世の人のきこえつたふらん事も、かへりては、中々心浅う、物狂ほしかりぬべければ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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