聞こえ返さう(読み)きこえかえさう

精選版 日本国語大辞典 「聞こえ返さう」の意味・読み・例文・類語

きこえかえさ‐・うきこえかへさふ【聞返う】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「きこえかえす(聞返)」に、接尾語「ふ」の付いたもの ) 相手意向にいつまでも反対申しあげる。お逆らいしつづける。
    1. [初出の実例]「とかくきこえかへさひ、おぼしやすらふ程に」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)柏木)
    2. 「女院などの御気色のいとなつかしきに、聞えかへさひ給ふべきやうもなければ」(出典:増鏡(1368‐76頃)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む