デジタル大辞泉 「聞覚える」の意味・読み・例文・類語 きき‐おぼ・える【聞(き)覚える】 [動ア下一][文]ききおぼ・ゆ[ヤ下二]1 以前に聞いて記憶している。「その話なら―・えている」2 何度も聞いているうちに自然と覚える。「テレビで―・えた歌」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「聞覚える」の意味・読み・例文・類語 きき‐おぼ・える【聞覚】 〘 他動詞 ア行下一(ヤ下一) 〙 [ 文語形 ]ききおぼ・ゆ 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙① 以前に聞いて記憶している。聞き知っている。[初出の実例]「ヲンゴクニテ quiquivoboyexi(キキヲボエシ) ウヂノ サト」(出典:ロドリゲス日本大文典(1604‐08))「自分の跫音(あしおと)は、聞覚えて居る」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)② 正式に習わずに聞いていて覚える。耳学問をする。[初出の実例]「こなたの常々歌にすかせらるるに依て、其御影に、私も少しは聞覚へておりまする所で」(出典:虎寛本狂言・茫々頭(室町末‐近世初))③ においをかいでそれと知る。〔日葡辞書(1603‐04)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例