聯省自治(読み)れんしょうじち(その他表記)Lián shěng zì zhì

改訂新版 世界大百科事典 「聯省自治」の意味・わかりやすい解説

聯省自治 (れんしょうじち)
Lián shěng zì zhì

中国の1920年代前半における地方割拠主義の運動。軍閥割拠の時代にあって,地方軍閥はたえず北京の中央政権をにぎる北洋軍閥の武力統一に直面せねばならなかった。1920年,国民党系の湖南都督譚延闓(たんえんがい)はその攻撃を回避すべく湖南自治(中央政府からの離脱)をとなえ,内戦に倦んだ人心に投じた。それをうけて梁啓超らの当時の反中央の政客たちは,カナダの連省制とむすびつけ,各省ごとに憲法を制定して自治を実行し,聯省会議を基礎とする聯省自治政府を樹立するとの構想をうちだした。自治の旗幟きし)は南方諸省軍閥に歓迎され,1922年にまず湖南で省憲法が制定公布された。さらに浙江広東雲南などの省でも制憲のとりくみがなされたが,南方軍閥の意図は割拠の地盤をまもること以上の意図はなかったので,いずれも成果を生むにいたらなかった。26年の国民革命軍の北伐開始とともに聯省自治の運動も終わった。
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