職業能力開発総合大学校(読み)ショクギョウノウリョクカイハツソウゴウダイガッコウ

デジタル大辞泉 「職業能力開発総合大学校」の意味・読み・例文・類語

しょくぎょうのうりょくかいはつ‐そうごうだいがっこう〔シヨクゲフノウリヨクカイハツソウガフダイガクカウ〕【職業能力開発総合大学校】

神奈川県相模原市にある、職業訓練指導員の養成および職業能力開発に関する調査・研究を目的とする教育研究機関。厚生労働省所管。昭和36年(1961)設置の中央職業訓練所を昭和40年(1965)職業訓練大学校改称、さらに平成5年(1993)職業能力開発大学校と改称。平成11年(1999)東京職業能力開発短期大学校・研修研究センターを統合して現名に改称。東京職業能力開発短期大学校は職業能力開発総合大学校東京校に、研修研究センターは能力開発研究センターに、それぞれ改組・改称された。
[補説]同校卒業者の9割以上が職業訓練指導とは関連のない民間企業に就職していることが会計検査院により指摘され、平成20年(2008)に指導員養成業務の廃止方針が決定。本部キャンパス(相模原市)は売却、東京校(東京都小平市)に統合された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「職業能力開発総合大学校」の意味・わかりやすい解説

職業能力開発総合大学校
しょくぎょうのうりょくかいはつそうごうだいがっこう

職業能力開発施設などで教える職業訓練指導員の養成などを目的とする大学校。1961年雇用促進事業団法に基づき,中央職業訓練所として設立。長期訓練 8科(現長期課程,4年)を置いた。1965年職業訓練大学校に改称。1989年長期課程を 8工学科に再編。1993年職業能力開発促進法の一部改正に伴い,職業能力開発大学校と改称。1999年研修研究センター,東京職業能力開発短期大学校を統合し,職業能力開発総合大学校を設立,研修研究センターを能力開発研究センター,東京職業能力開発短期大学校を職業能力開発総合大学校東京校にそれぞれ改称した。2004年長期課程を 7工学科に,2009年には 4工学科にそれぞれ再編。2012年総合課程を設置,能力開発研究センターを基盤整備センターに改称した。1988年大学院に相当する研究課程(2年),1999年応用研究課程(1年)を設置。在職者の職業訓練や国際協力のための海外技術研修員集団・個別研修なども行なわれている。本部所在地は東京都小平市。

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