肝がんのいろいろ(読み)かんがんのいろいろ

家庭医学館 「肝がんのいろいろ」の解説

かんがんのいろいろ【肝がんのいろいろ】

 肝がん肝臓がん)は、肝臓に発生したがんの総称で、原発性肝(げんぱつせいかん)がんと転移性肝(てんいせいかん)がんとに大別することができます。
 原発性肝がんは、肝臓から発生したものをいい、その90%以上は、肝細胞(かんさいぼう)がん(「肝細胞がん」)です。
 残りの10%のうちの5%は、肝内胆管(かんないたんかん)(肝臓内に存在する胆汁(たんじゅう)を輸送する管)の細胞から発生する胆管細胞がん(「胆管細胞がん(肝内胆管がん)」)です。
 残りの5%は、肝細胞がんと胆管細胞がんの混合型、肝肉腫(かんにくしゅ)、肝芽腫(かんがしゅ)、嚢胞腺(のうほうせん)がんとなっています。
 転移性肝がん(「転移性肝がん」)は、肝臓以外の臓器・組織から転移してきたものをいいます。
 この転移性肝がんの頻度が高く、肝がん全体の4分の3は転移性肝がんです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

関連語 肝内胆管がん

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む