肥料年度(読み)ひりょうねんど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「肥料年度」の意味・わかりやすい解説

肥料年度
ひりょうねんど

肥料生産流通消費実態に即して区分された年度。 1964年施行された肥料価格安定等臨時措置法で毎年7月1日から翌年6月 30日までとすることが決められた。これは日本では,古くから肥料取扱業者の間で,この時期売買契約を区切る慣行があったからで,春肥秋肥中間にあり,農家が肥料の使用量を予測したり,肥料の生産や需給を取扱業者が検討するのに便利であることによる。

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世界大百科事典(旧版)内の肥料年度の言及

【年度】より

… 物資年度は各種生産物の生産や収穫などの時間的計算単位で,その種類によって,いろいろな区分のしかたがある。日本のおもなものには米穀年度(11~10月,年度表示は終月の属する年),麦年度(7~6月),大豆年度(10~9月),砂糖年度(10~9月),酒造年度(7~6月),肥料年度(7~6月),農薬年度(10~9月,年度表示は終月の属する年),冷凍年度(10~9月)などがある。米,麦,大豆などの年度をまとめて穀物年度ということもある。…

※「肥料年度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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