肩す(読み)カタス

デジタル大辞泉 「肩す」の意味・読み・例文・類語

かた・す【肩す】

[動サ変]駕籠かごかきが、駕籠の棒を息杖いきづえで支えて肩を休める。
「先へ急ぐは駕籠の足、せめて―・して止めもせず」〈浄・寿の門松

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関連語 実例 かご 初出

精選版 日本国語大辞典 「肩す」の意味・読み・例文・類語

かた【肩】 す

  1. 駕籠舁(かごかき)がにない棒を息杖で支えて、肩を休めたり、駕籠をもう一方の肩に移しかえたりする。
    1. [初出の実例]「跡へ戻るは雲の足、先へ急ぐは駕(かご)の足、せめてかたしてとめもせず」(出典浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)中)

かた‐・す【肩】

  1. かた(肩)す

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