背広服(読み)せびろふく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「背広服」の意味・わかりやすい解説

背広服
せびろふく

単に背広ともいう。成人男性用の,テーラード・カラー (背広襟) のついた最も普遍的な平常洋服。上衣,チョッキ,ズボンの組合せから成っているが,チョッキを略することも多い。共布仕立ての際,チョッキを伴う場合は三つぞろいという。打合せはシングル (片前) とダブル (両前) とがある。背広の語源には3説ある。 (1) 仕立ての構造から,ウエストに切替えのある4枚はぎの背幅の狭いフロックコートやモーニングコートに対し,背広は2枚はぎで背幅が広くなっていることから名づけられた仕立て職人の慣用語。 (2) ロンドンの高級注文洋服店街のサビル・ロー Savil Rowのなまり。 (3) 官服に対する市民服,すなわちシビル・クローズズ civil clothesの転訛,などであるが,(1) の説が有力である。

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