共同通信ニュース用語解説 「胎児性・小児性水俣病」の解説
胎児性・小児性水俣病
原因企業チッソが排出した有機水銀に汚染された魚介類を胎児期に母親が摂取したり、幼少期に直接食べたりしたことが原因で発症した水俣病。言語機能などに重い障害を負った人が多い。加齢とともに歩行が困難になるなど重症化する人が目立つが、医学的な原因解明は進んでいない。胎児性・小児性の認定患者向けに熊本県が実施している生活支援事業の対象者は昨年3月末で54人。ただ、被害を訴える人の中でも、患者認定されていない人がおり、全体像は分かっていない。
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