胎循環(読み)たいじゅんかん(その他表記)fetal circulation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「胎循環」の意味・わかりやすい解説

胎循環
たいじゅんかん
fetal circulation

胎児の循環系では胎盤が出生後の肺の役割をするので,体内の血液循環経路が出生後のものと異なっており,特に胎循環という。胎盤につながる臍静脈からの動脈血を下大静脈に運ぶ静脈管 (アランチウス管) や,左右の心房を直接結ぶ卵円孔肺動脈大動脈弓を結ぶ動脈管 (ボタロー管) などは,胎児独特のものである。胎児の循環系では,ほとんどが静脈血か,静脈血と動脈血の混合血で,純粋な動脈血があるのは臍静脈と静脈管だけである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む