胸肩神社(読み)むなかたじんじや

日本歴史地名大系 「胸肩神社」の解説

胸肩神社
むなかたじんじや

[現在地名]弘前市品川町

品川しながわ町の中央付近、縦貫する釜萢かまやち堰の側にある。祭神は市杵島比売命・田心毘売命・多岐都比売命。旧村社。

安政二年(一八五五)の神社微細社司由緒調書上帳(最勝院蔵)に胸肩宮とあり、大同二年(八〇七)に創立し、弁財天を社神にしたとある。寛文二年(一六六二)弁財天の社を品川町に移し、禰宜実友が山辺氏を養子とし、代々山辺氏を称したという(新撰陸奥国誌)。延宝五年(一六七七)弘前惣御絵図(市立弘前図書館蔵)には、社内に「社人」の貼紙があり、品川町四丁目と五丁目の間に位置した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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