能作(読み)のうさく

精選版 日本国語大辞典 「能作」の意味・読み・例文・類語

のう‐さく【能作】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 能を作ること。
    1. [初出の実例]「三体能作、已上」(出典:三道(1423))
  3. 能を演ずること。また、その能のやり方。
    1. [初出の実例]「左歌、千秋万歳の能作は、毎年正月の佳曲なれば、諸職諸道の最初にいでて、哥合の一番にすすめり」(出典:三十二番職人歌合(1494頃)一番)

のう‐さ【能作】

  1. 〘 名詞 〙 仏語行為を起こして、はたらきかけるもの。また、そのこと。所作に対していう。
    1. [初出の実例]「これを妄法と邪執する能作所作、みな妄法なるべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)空華)
    2. [その他の文献]〔倶舎論‐三〇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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