能画(読み)のうが

精選版 日本国語大辞典 「能画」の意味・読み・例文・類語

のう‐が‥グヮ【能画】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 絵を上手にかくこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「さる能画の筆して、四条のすずみ清水の花見など、にぎははしき絵の屏風襖にもあらば」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)前)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐能画詩〕
  3. 上手に描かれた絵。すぐれた絵。
    1. [初出の実例]「そも又画ばかり位の品々なるはなし。能画のうへはさらにもいはず」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)後)
  4. 能および狂言の舞台姿を描いた絵。
    1. [初出の実例]「英忠は制作方面でも能画に深い興味を寄せてゐた」(出典:こしかたの記(1961)〈鏑木清方〉烏合会)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「能画」の読み・字形・画数・意味

【能画】のうが

画を上手にえがく。

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