脂水(読み)しすい

精選版 日本国語大辞典 「脂水」の意味・読み・例文・類語

し‐すい【脂水】

  1. 〘 名詞 〙 脂粉を洗い落とした水。油ぎったあかの水。
    1. [初出の実例]「今も高津の高き屋に、のぼりて見ればけふり立、らんじゃのかほりよこ折れて、しすいを流す堀江川」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(1719)四)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐阿房宮賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「脂水」の読み・字形・画数・意味

【脂水】しすい

化粧を洗い落とした水。唐・杜牧〔阿房宮の賦〕渭に膩(じ)(油)を漲(みなぎ)らすは、脂水をつるなり。

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