脂肪性器性異栄養症(読み)しぼうせいきせいいえいようしょう(その他表記)adiposogenital dystrophia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脂肪性器性異栄養症」の意味・わかりやすい解説

脂肪性器性異栄養症
しぼうせいきせいいえいようしょう
adiposogenital dystrophia

フレーリヒ症候群肥胖性性器発育不全症ともいう。オーストリアの神経科医 A.フレーリヒが 1901年に報告した疾患で,視床下部の腫瘍炎症外傷,奇形などの器質的病変によって,躯幹の脂肪沈着に加えて,性腺の発育不全と第2次性徴の欠如が認められる。これは視床下部から分泌されるホルモン (LHRH) の分泌障害によって,下垂体前葉から出る性腺刺激ホルモンの分泌が障害される結果と考えられ,さらに,精神障害,視力障害,尿崩症,骨格発育障害などを伴うことがある。

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