脇通町(読み)わくどいまち

日本歴史地名大系 「脇通町」の解説

脇通町
わくどいまち

[現在地名]柳川市上町かみまち

上町北端から東へ延びる通りに沿った片側町。町人地。北側は沖端おきのはた川に面した松並木の土手であった(柳河明証図会)。道幅二間余・長さ五一間余(柳川惣町図)。年不詳の出橋附近城下町絵図(九州大学附属図書館六本松分館蔵檜垣文庫)によれば、住民のほとんどが借家層であった。通りの中ほどから南へ入った道の先に江月こうげつ(廃絶)があった(前掲惣町図)。江月院は普化宗金先派の寺院で、九州の触頭。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android