脇野沢湊(読み)わきのさわみなと

日本歴史地名大系 「脇野沢湊」の解説

脇野沢湊
わきのさわみなと

[現在地名]脇野沢村脇野沢

脇野沢村の南部海岸、陸奥湾に南流する脇野沢川の河口に位置する。東北のサガレいし崎と南西瀬野せの寄りの出崎が相対し、緩やかな小湾をつくる。正保四年(一六四七)の南部領内総絵図に当湊の記載はないが、雑書の寛文五年(一六六五)七月二日条によれば同年六月中―下旬に「脇ノ沢」へ上方船三艘、松前船一艘が入港している。同六年四月下旬―六月下旬には上方船一五艘、松前船一〇艘、元禄八年(一六九五)三―六月には船八五艘の入津があった(雑書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android