みゃく【脈】 を 引(ひ)く
- ① =みゃく(脈)を取る
- [初出の実例]「お国御前が寝間近く差寄り脈を引く事あり」(出典:歌舞伎・阿国御前化粧鏡(1809)四立)
- ② 見込みがあるかどうかを探る。それとなく相手の心を探る。相手の気を引く。
- [初出の実例]「狐の脈を強飯で引」(出典:雑俳・雲鼓評万句合‐寛延二(1749))
- ③ あるものを源として、そこから受けつぐ。
- [初出の実例]「芝崎なる町名は素(も)と大手町停留場の辺を神田郷芝崎村と称したのから脈(ミャク)を引(ヒ)いて居る」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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