脈状構造(読み)みゃくじょうこうぞう

最新 地学事典 「脈状構造」の解説

みゃくじょうこうぞう
脈状構造

vein structure

泥質岩に発達する,暗色で規則的配列を示す長さ数mm~数cm,間隔数mm~数cmの,平行の直線状ないしSまたはZ字状の,脈のような形態・配列を示す面構造。脈の内部は細粒の粘土質物質が充填深海掘削で海溝斜面,陸上では三浦・房総半島地域の中新統ないし鮮新統,およびカリフォルニア州のモントレー地域などで知られる。乾燥した泥のボックステストを行うと,左右に振るだけで全く類似の構造が形成されること,露頭では層理に平行なシアバンドとの切りつ切られつする切断関係があり,海底地すべり堆積物のブロックに含まれることなどから,堆積直後の海底直下の水平面内での波動(地震や地すべりによる)の伝播による振動による成因が考えられる。参考文献T.Ohsumi et al.(2008) J.Structural Geol., Vol. 30: 719

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