ぬぎ‐さげ【脱下】
- 〘 名詞 〙
- ① 風流の肩脱ぎ姿。直垂(ひたたれ)類の下の小袖を肌脱いで、袖先を両脇下から装飾に下げた姿と、重ね小袖の上を脱いで、腰に巻きつけた姿がある。
- [初出の実例]「富士山の腰より上は白妙に雲の衣をぬきさけと見る」(出典:狂歌・吾吟我集(1649)八)
- ② =ぬぎかけ(脱掛)②
- ③ 着物のうしろ襟を少し押し下げて着ること。
- [初出の実例]「着物の襟、もそっと脱ぎ下げにしたら」(出典:二つの話(1946)〈井伏鱒二〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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