最新 地学事典 「脱水構造」の解説
だっすいこうぞう
脱水構造
water-escape structure
堆積物に閉じ込められた間隙水が圧密作用などで脱水され,流動することによってつくられた変形構造。急速に厚く堆積した地層では,間隙水圧が高くなるため,衝撃によって液状化を起こし,粒子の再配列や葉理の変形を引き起こす。皿状構造やピラー構造(pillar structure),脱水パイプなどがその例。地震時の地層の液状化-流動化や,被圧地下水によるボイリングなどでも形成される。変形の過程や形態は,粒径・粒子の詰まり方・透水性・脱水の速度などに影響される。参考文献:D.R.Lowe(1975) Sedimentology,Vol.22
執筆者:立石 雅昭
参照項目:皿状構造
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

