脳死の臓器提供

共同通信ニュース用語解説 「脳死の臓器提供」の解説

脳死の臓器提供

呼吸血液循環機能の調節、意識の伝達といった生命の維持に不可欠な、脳幹を含む脳全体の機能が失われ、どのように治療しても回復の可能性がないとされる脳死の状態で臓器を摘出して移植希望者に提供すること。摘出直前まで血液の流れがあるため、心臓、肺、肝臓腎臓膵臓すいぞう小腸眼球の7種の臓器を提供できる。1997年施行の臓器移植法で可能になり、99年に1例目が実施された。厚生労働省によると2022年度は105件で過去最多だった。

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