腕押(読み)うでおし

精選版 日本国語大辞典 「腕押」の意味・読み・例文・類語

うで‐おし【腕押】

〘名〙
① 腕で押し合う力だめし。また、二人が腕を立てて、肘を下につけ、掌を握りあい、互いに相手の腕を押し倒そうとする遊戯。うでずもう。うで倒し。「暖簾(のれん)腕押し
異制庭訓往来(14C中)「目比。頸引。膝挟指引。腕推」
義経記(室町中か)三「腕取、うでおし、相撲などぞ好みける」
② 力ずくで物事を行なったり、強制したりすること。
※古活字本毛詩抄(17C前)一「貞女が心が、礼を以来れかし。うてをしに取れ事はいやぢゃと思ふたぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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