(読み)あぎ

精選版 日本国語大辞典 「腭」の意味・読み・例文・類語

あぎ【腭・顎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あご。あぎと。一般に「あご」の古名。⇔頤(おとがい)
    1. [初出の実例]「腭 唐韻云腭〈音蕚字亦作咢阿岐〉口中上腭也」(出典:十巻本和名抄(934頃)二)
  3. 魚のえら。あぎと。
    1. [初出の実例]「鰓 魚乃安支」(出典:享和本新撰字鏡(898‐901頃))

腭の語誌

古くは口蓋部分を指した。中世では謡曲の伝書類に発声法を示すために、このアギが用いられている。→あぎとあごおとがい

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む